RPAで職場改革推進

 

 「2019年はAIとRPAの一年でした」と振り返る。

 NTT東日本栃木支店と提携し昨年2月、手書き書類や帳票の文字読み取りシステム「AIよみと~る(AI-OCR)」と、データ入力、電子申請を自動化するシステム「おまかせRPA」を導入した。

 顧客企業から請け負っている人事労務管理業務に関連する書類の確認やデータ入力、電子申請など、これまで手作業で行っていた業務が自動化された。「働き方改革で労働時間の短縮が求められている中、大幅な作業の効率化、スピード化につながりました」と目を細める。

 20年はAI、RPAの運用をさらに深化させることに加え、RPA導入を検討する社会保険労務士事務所や税理士事務所などへの支援も行っていく。「RPAは各事務所の職場改革にも役立つと確信しています。昨年1年間で蓄積したノウハウを提供していきたい」と力を込める。

 人事労務管理や経営コンサルティング、企業向け研修・教育など、中小企業向けのさまざまな経営サポートを業務とする。那須塩原市の本社のほか東日本に10事業所を構えており「今年は仙台、大宮を強化したい」と戦略を掲げる。

 「顧客貢献」「顧客サービス」を第一とし「そのためには常に業務を改善するとともに、社員の質の向上を図る必要があります」と余念がない。

 35歳の時に現在の会社を起こしたが、その10年後、大病を患った。「それまでは何でも自分でやろうとしていたが、周囲の力を頼ることも必要だと痛感しました。自分にとっても、会社にとっても大きな転換期でした」と振り返る。その時の経験が経営理念の「企業は人なり 人は財なり」にも込められている。

 今年は創業35年の節目を迎え、9月には記念事業も予定する。「当時から家族のように共に苦労を重ねてきた部下が、今でも会社の中枢で活躍してくれています」と感謝する。