マロニエ号に乗車する利用客ら=28日午前8時20分、宇都宮市駅前通り3丁目

 年始年末を海外で過ごそうと、県内から羽田空港や成田空港に向かう高速バス「マロニエ号」の利用者がピークを迎えている。関東自動車高速バス部によると、予約は27、28日の利用者が多く、羽田行きの早朝便は31日まで満席に近い状況という。

 28日、JR宇都宮駅西口の乗り場は、早朝から大きなスーツケースや旅行かばんを手にした乗客が列をつくっていた。家族とロシア・ウラジオストクに向かうという宇都宮市内の会社員森知恵(もりちえ)さん(50)は「氷点下28度の極寒を体験しに行きます。ロシア料理も楽しみです」と笑顔で話した。

 一方、年末年始の帰省ラッシュも本格化した。東海道新幹線で自由席の乗車率が180%を記録。東北、北陸新幹線などでも午後にかけ、100%に達する列車が相次いだ。来年1月5日まで最大9日間の大型連休で、新幹線や空の便、高速道路は下りを中心に年内いっぱい混雑が続く。Uターンや帰国のラッシュは、1月3~5日になる見通し。

 JR各社によると、下りの自由席乗車率は、東京駅を出発する時点で、東海道新幹線の博多行き「のぞみ1号」が180%、北陸新幹線の金沢行き「はくたか555号」が130%になった。山陽新幹線博多行き「のぞみ11号」は、新大阪駅を出る時点で140%と混み合った。羽田空港では28日午後、掲示板に「空席なし」を示す×印が並んだ。成田空港は28日、6万人以上が出国の見込みという。