市役所を訪れた石井さん(中央)と岸さん(左)

 【栃木】台風19号の被災者を支援しようと、吹上中はこのほど、生徒が中心となって集めた義援金を市に寄付した。自身も自宅が被災した同校3年、生徒会長石井伶奈(いしいれな)さん(15)は「地域の方の応援で学校が成り立っている。感謝の気持ちを表したかった」と振り返った。

 台風19号では赤津川が越水し、同校周辺の住民が被災。石井さん宅にも水が押し寄せ、自転車を避難させるなど「大変な夜を過ごした」。2015年の関東・東北豪雨に続く被災で、今回も浸水した自宅の床下に潜り、バケツで水をくみ上げるなどの復旧作業に汗を流したという。

 義援金は「地域の人を助けたい」との思いから、石井さんや同校福祉委員長の岸楓(きしかえで)さん(15)らが中心となって、2万5千円を集めた。2人は市役所を訪れ、大川秀子(おおかわひでこ)市長らに対し「少額ですが、貢献できてうれしい」と話した。