31日の昼間に突かれる清泉寺の鐘

 【宇都宮】下小倉町の清泉寺(山田孝英(やまだこうえい)住職)は、大みそかの昼間に「除夜の鐘」を突いている。2年前に深夜から昼間に時間変更したところ、「参拝しやすい」と子どもを連れた家族の参拝が増えるなど、地域住民から好評を得ている。

 同寺によると、大みそかの昼間に突く鐘を「除日の鐘」と呼ぶ寺院もあり、全国的に広まりつつあるという。同寺は檀家(だんか)の高齢化による参拝客の減少や飲酒運転の防止、騒音対策のため、2年前から鐘を突く時間を1月1日午前0時から大みそかの午後3時に早めた。

 深夜に行っていたときは、大人の参拝が多かったが昼間にしてからは子どもの姿が目立ち、参拝客は全体で約4倍になった。同町、自営業長岡京美(ながおかきょうみ)さん(61)は「昼間は寒くないので、孫と一緒に参加しやすい。孫もいい経験ができる」と歓迎している。

 山田住職(67)は「昼間は足元も安全で子どもも安心して参加できる。地域の人に寺に親しみを持ってもらう良い機会になった」と話し、大みそかの準備をしている。31日は午後3時から本堂で祈願をし、その後鐘を突く。鐘突きは同4時ごろまで。参拝自由。(問)同寺028・674・3884。