左からベトナム語、英語、日本語のサイクルマップ

飲食店など68店舗を紹介した裏面を掲げる熊倉さん

左からベトナム語、英語、日本語のサイクルマップ 飲食店など68店舗を紹介した裏面を掲げる熊倉さん

 自転車を核としたまちづくりを目指す鹿沼商工会議所は、栃木県鹿沼のお薦めコースを紹介したサイクリングマップの第3弾としてベトナム語、英語版を作製、配布を始めた。市内の外国籍市民は技能実習生をメインとしたベトナム人が一番多く、会員制交流サイト(SNS)などを通した情報拡散も視野にある。同商議所は「マップを契機に産業観光、インバウンド観光、体験観光など新分野の事業育成を図りたい」としている。

 マップはB2判で5千部ずつ作った。サイクリスト用として28分の1に小さく折り畳める。表面は2017年に第1弾として製作した日本語版を加工、宇都宮ブリッツェンの選手がヒルクライムのトレーニングに使っている古峰ケ原街道など6コースを写真入りで紹介。裏面は昨年の第2弾を手直し。フランス語で自転車を意味する「ヴェロ」をキーワードとして「ヴェロめし」特集とし、飲食店、菓子店など68店舗を掲載した。

 市によると外国籍市民は国別でベトナム、中国、フィリピンの順。マップを作製するに当たり、同商議所などは今年3月にベトナム人実習生を対象にモニターツアーとしてサイクリングイベントを開催、鹿沼の魅力などを探り、マップに反映させた。

 同商議所は10月に大阪で開催された旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2019」にマップを参考出品し、会場で配布。「自転車に特化し、新しい試み。飲食、製造業とクロスした視点もいい」と評価されたという。

 サイクリストをサポートしている古峰ケ原街道の下沢、「創菓工房 松屋」の熊倉雄一(くまくらゆういち)社長(52)は「この地図で多くの外国人が来るのを歓迎したい。鹿沼へのインバウンド観光が増えれば」と期待、マップを店頭に置いている。

 マップはまちなか交流プラザ内の国際交流協会、まちの駅 新・鹿沼宿などに備えてある。(問)鹿沼商議所0289・65・1111。