世界的なビール審査会で高い成績を収めたビールと小山田社長

 【那須】各国の優れたビールなどを決めるビール審査会「ワールドビアアワード2019」でこのほど、高久甲の「那須高原ビール」が製造したビール「愛の花」「ナインテイルドフォックス」がいずれもスタイル別で日本1位の成績に輝いた。同社の小山田孝司(おやまだたかし)社長(66)は「那須で開発され、地元にちなんだビールが世界で評価されました」と喜びを見せている。

 審査会は50カ国以上から約3500種類のビールが集まる国際的な大会。各国のビールソムリエなどが、ビールの種類で分かれた「部門」、さらに細かな特徴で分かれた「スタイル」ごとに審査し、部門とスタイルの国別1位、世界1位などを決めた。審査は3回にわたり、最終審査は9月に英国で行われた。

 日本からは約20社74銘柄が出品しており、那須高原ビール社の「愛の花」はラガー部門・ストロングスタイルで国別1位を獲得。「ナインテイルドフォックス」も、スペシャリティービア部門・エクスペリメンタルスタイルで同1位に輝いた。

 愛の花はラベルに天皇皇后両陛下の長女愛子(あいこ)さまのお印・ゴヨウツツジを表している。無ろ過で苦みを感じにくく、飲み口はすっきりしている。九尾の狐(きつね)をイメージしたナインテイルドフォックスは1998年から毎年醸造している熟成ビール。花のような香りとまろやかな味わいが特徴で、年月を重ねるほど深い味わいになるという。

 また、地元産とちおとめを使った「イチゴエール」も、フレーバード部門・フルーツ&ベジタブルスタイルで国別2位を獲得。カクテルのような味わいで、デザートと一緒に楽しめる。

 同社は那須地域で採れた二条麦など、地元の農産物などを使用した地ビールを開発、販売している。小山田社長は「地元の食材のおいしさを世界に広められたのではないでしょうか」と手応えを見せた。

 (問)那須高原ビール0287・62・8958。