御城印を手にする笠倉さんと飛山城の模型

NPO法人飛山城跡愛護会が作製した御城印

御城印を手にする笠倉さんと飛山城の模型 NPO法人飛山城跡愛護会が作製した御城印

 【宇都宮】市東部の飛山城史跡公園を管理するNPO法人飛山城跡愛護会はこのほど、城の名前や印を押した「御城印」を作製した。御朱印で寺社を巡るように、御城印を求めて城を巡ることが全国的に新たなブームとなりつつある。御城印をきっかけに来訪者を増やし、飛山城を巡るさまざまな歴史に触れてもらう考えだ。

 飛山城は、鎌倉時代後半に築かれたと伝えられ、安土桃山時代に豊臣秀吉(とよとみひでよし)の命令で取り壊されるまで約300年間使われた。1977年には国史跡に指定され、2005年3月に飛山城史跡公園がオープンした。

 御城印は、牛乳パックですいた手作りの紙に、書道師範の同会事務局専門職員、笠倉理江(かさくらりえ)さん(38)が「飛山城跡」と書いている。

 笠倉さんは「城の力強さや戦いの場であることを意識し太い字で書いた」と話す。中央の印は発掘調査の際に出土した水がめのふたのつまみである獅子紐(ししちゅう)、右上は芳賀(はが)氏の家紋、左下は南北朝期の武将、芳賀高名(たかな)の花押をあしらった。印は全て消しゴムに彫ったもので、同会の職員の特技を結集した素朴な味わいの御城印になっている。

 同公園ならではの来場記念として購入する人も多く、評判は上々。御城印のアイデアを出した同会事務局北島隆行(きたじまたかゆき)主任(46)は「御城印をきっかけに、飛山城跡を訪れ歴史に思いをはせてほしい」と話している。1枚300円。

 (問)同会028・667・9400(年末年始休園)。