本県に生息するツキノワグマの推定数は2019年度で606頭に上ることが21日までに、県環境森林部の調査で分かった。14年度の前回調査より145頭増加した。これまで確認されていない地域での目撃があり、生息域が広がっているとみられる。専門家は「昔に比べ人の手が入らないため荒れるなど山の状況が変わり、野生動物のすめる範囲が広がった。生息域や個体数は全国的に増加傾向にある」と分析している。

 調査は19年度中に策定する県ツキノワグマ管理計画の基礎資料として6~8月、高原地区(高原山周辺)と県南地区(鹿沼・佐野地区)で実施。蜂蜜などの誘因物に引き寄せられたクマをカメラで記録し、過去の調査結果などを加味して推定数を算出した。