フランスのプロサッカーチームへの入団が決まり、恩師の増子さん(右)に健闘を誓う石山選手

 【大田原】栃木県大田原市内で幼少期を過ごした、埼玉県立浦和西高3年の石山凌太郎(いしやまりょうたろう)さん(18)=さいたま市在住=が、来春からフランスのプロサッカーチーム・ACアジャクシオへ入団する。小学1、2年と大田原市拠点のエトスサッカーアカデミーで基礎技術を学んだ石山さん。「大田原にも友人知人はたくさんいる。欧州で活躍して朗報を届けたい」と意気込んでいる。

 石山さんは、市出身の父親智志(さとし)さん(53)の転勤に伴い、2年間、紫塚小に通った。同時にサッカーも本格的に始め、増子明男(ましこあきお)さんが主宰する同アカデミーでボールを追った。

 その後再び転居し、さいたま市へ。Jリーグ浦和レッズの下部組織でさらに技術を磨いて浦和西高に進学した。「増子さんに『試合では何か技術を見せろ』と言われ、わくわくしてピッチに立っていた。あの時の気持ちが向上心を生み続けた」と話す。

 渡欧のチャンスが巡ってきたのは、高校2年の時。技術にたけたMFとして同校サッカー部をけん引している姿を、フランスに太いパイプを持つスカウトに認められた。

 今夏渡仏し、「練習環境の良いチームで力を付けたい」と、コルシカ島を拠点に2部リーグで上位争いをするアジャクシオの入団テストを受け合格。チームでは高い技術と適応能力が評価され、即戦力として期待されている。

 石山さんは「活躍して強豪チームへの移籍の道を開きたい」と話し、アカデミー初のプロ選手誕生に増子さんは「フランスでもサッカーを楽しむことを忘れず頑張ってほしい」とエールを送った。