倉庫内の片付けを行う災害ボランティア

栃木市内には床下の泥出しなどボランティアのニーズが20件ほど残り、作業完了は年明けとなりそうだ

倉庫内の片付けを行う災害ボランティア 栃木市内には床下の泥出しなどボランティアのニーズが20件ほど残り、作業完了は年明けとなりそうだ

 【栃木】台風19号による市災害ボランティアセンターの活動が、越年する見通しとなった。新規の依頼は減ってきているが、作業が完了した被災者から追加の依頼が出てくるケースもある。センターを運営する市社会福祉協議会の担当者は「まだ依頼はある。要望に応じて対応していきたい」としている。

 センターは10月14日、市民会館に開設された。被災者からの依頼や、センターがニーズを掘り起こした案件などは計757件(18日現在)に上る。床下の泥出しや浸水家財の片付けなどに、延べ8351人のボランティアを派遣し、ほとんどで活動を完了した。現在継続している活動は20件ほどで、一時は1日で100件近くあった新規の依頼は、週2件ほどに落ち着いてきている。

 一方で、いったんは作業が完了したが新たな片付けが必要になったケースなど、再度依頼が来るケースもある。生活スペースの泥出しが完了してから庭や物置の片付けが必要になったり、床の修理が終わった後で移動していた家財を戻したりといった依頼があるという。

 センターは9日、市社協がある市栃木保健福祉センターに移転。継続中の案件は被災者が首都圏に避難しているケースが多く、同センターは依頼が集中する週末などに限定して開かれている。同センターに登録し、すでに複数回の派遣実績がある人を中心に派遣している。