小学校を離れるレイリーを見送る子どもたち

小学校を離れるレイリーを見送る子どもたち

レイリーのために開かれた卒業式

レイリーのために開かれた卒業式

小学校を離れるレイリーを見送る子どもたち 小学校を離れるレイリーを見送る子どもたち レイリーのために開かれた卒業式 レイリーのために開かれた卒業式

 【那須】地域の酪農家からジャージー牛の子牛1頭を預かって飼育していた学びの森小は20日、3カ月の飼育期間を終え、子牛を送り出す「卒業式」を行った。児童たちは「また会いに行くからね」と涙を流すなど、別れを惜しんだ。

 飼育は5年生の総合的な学習の一環で、豊原乙の森林ノ牧場の協力で初めて実施した。児童21人が子牛を「レイリー」と名付け、9月20日から当番制でふん尿の処理やエサの取り換えなどを行ってきた。

 この間、レイリーは体重が約40キロ増え、目の周りに黒い毛が生えるなど大人びた様子に。石田弘(いしだひろし)校長(60)から「卒業証書」を受け取った同牧場の山川将弘(やまかわまさひろ)代表(37)は、児童に「世話をしてくれてありがとう。気付いたことなどを地域の酪農家や両親にたくさん話してください」と話した。

 児童は一人ずつ別れの言葉を発表し、卒業ソングを合唱。見送りの際は、レイリーを乗せたトラックにもたれて泣いたり、走るトラックを追い掛けたりした。

 担任の田中格(たなかいたる)教諭(46)は「レイリーと過ごすことで生命の尊さや動物を育てる責任感、自主性が児童の中に育ったと思います」と児童たちを見守っていた。