遺体の検視で訪れた宇都宮市内のマンションから高級腕時計を持ち去ったとして、占有離脱物横領罪に問われた同市、元宇都宮中央署刑事1課巡査部長の無職(35)の判決公判が19日、宇都宮地裁で開かれた。岡田健彦(おかだたけひこ)裁判官は「被告の行為は警察官に対する信頼を甚だしく裏切るもの。刑事責任は重い」として懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を言い渡した。

 岡田裁判官は「利欲目的は明らか。酌量の余地はない」と指摘。一方で被害弁償が完了している点などから、執行猶予付きとした。

 判決などによると、8月16日、同市馬場通り1丁目のマンション一室から海外製高級腕時計(約350万円相当)を持ち去り横領した。