形が似ている化石を集めた企画展「海の化石の似たもの展」

 【佐野】違う種類なのに形が似ている生き物の化石を集めた企画展「海の化石の似たもの展」が来年2月16日まで、葛生東1丁目の葛生化石館で開かれている。

 同館によると、異なる系統の生物が同じ環境に生息すると、似た体形に進化するとされ、「収斂(しゅうれん)進化」とも呼ばれる。今回は、そんな「他人の空似」の化石を計約100点そろえた。

 目玉の一つは、いずれも似た殻を持つアンモナイト類と巻き貝類。アンモナイトは現在のタコやイカに近い軟体動物だが、海中での生存率を上げるために、巻き貝類と同じような殻を有したと考えられるという。

 そのほか、「コマッコウとユンギサウルス」「海綿動物とサンゴ」など似たもの同士の化石をずらりと並べている。

 企画展の内容に合わせたクイズもあり、参加すると景品として特製のポストカードがもらえる。

 同館の学芸員奥村(おくむら)よほ子(こ)さんは「化石を見て『どうしてこんな形になったのか』と、当時の生息環境も想像して楽しんでほしい」と話している。