防災カード表面のデザインを改良し、感謝状を贈呈された(左から)伊藤さん、渡辺さん、仲村渠さん

 【足利】子どもたちの防災教育向けに国土交通省が普及を図っている防災カードゲーム「このつぎなにがおきるかな?」のカードのデザイン改良を、足利工業高産業デザイン科の生徒たちが手掛けた。同省は活用の好例として改良版を400セット印刷した。生徒たちには同省渡良瀬川河川事務所の高田昇一(たかだしょういち)所長から感謝状が贈呈された。

 防災カードはゲームで災害時の危険や避難行動などを学んでもらおうと、同省が2018年、ホームページ上で公開。水害、津波の各29枚2編で構成され、元のデザインはピクトグラム(絵文字)で出来上がっている。トランプの七並べやババ抜きなどの要領で遊ぶことを想定している。

 改良を手掛け、感謝状を受け取ったのは同科3年の伊藤(いとう)みゆきさん(18)、仲村渠(なかんだかり)直美(なおみ)さん(18)、渡辺真幸(わたなべまゆき)さん(17)の3人。課題研究として5月から取り組み、約3カ月かけて完成させた。

 元は緑1色だったが水や住宅などの色を加えたほか、ピクトグラムの人物に表情を書き込み、あえて色むらを出し、災害時の焦りの気持ちや不安感などをアピールできるようにした。