日本一に輝いた右から高村さん、北原さん、諸伏さん

 【壬生】都内でこのほど開かれた女性剣士の日本一を決める大会「第19回毎日レディース剣道大会」(全日本剣道道場連盟など主催)で、本丸2丁目の「書劍林(しょけんりん)大橋道場U-35」が桃の部(30歳以上45歳未満)で初優勝を飾った。出場した3人は子どもと共に竹刀を握る“ママさん剣士”。それぞれ病気やけがなど人生の転機を乗り越え、稽古に励んできた。

 同大会は年代別の3人制で同部門には43チームがエントリーし、トーナメント形式で優勝を争った。同チームは先鋒(せんぽう)に高村久美子(たかむらくみこ)さん(35)、中堅は北原亜加利(きたはらあかり)さん(37)、大将、諸伏沙織(もろふしさおり)さん(40)で構成。それぞれ子どもが道場に所属している。

 肩を痛めていた高村さんは、痛み止めを飲みながら大会に臨んだ。3回戦では代表者戦に出場し、30分以上にわたる激闘を制した。大橋館長の長女北原さんは、生後5カ月の次女有亜菜(ゆあな)ちゃんを出産後の復帰戦だった。諸伏さんは2年前に乳がんを患い、闘病生活を経験。治療を続けながら、大将としての重責を担った。

 病気やけがを抱えながらも「昔から知っている3人なので、お互いを尊敬しながらやれた」と高村さん。決勝では国体選手を擁する「翔遊会」(新潟県)を破り頂点に立った。