大天狗面のほこりをはたきで落とす副住職ら=18日午前9時25分、大田原市佐良土

 寄せ木造りでは日本一の大きさを誇る大天狗(てんぐ)面のすす払いが18日、栃木県大田原市佐良土の光丸山法輪寺で行われた。

 天台宗の古刹(こさつ)である同寺の天狗堂には、高さ2・14メートル、幅1・5メートル、鼻の高さ1・3メートルの天狗面が安置されている。1880年、武茂村(現那珂川町)で相次いだ火災や盗難を天狗の仕業と考えた信仰者が、災いよけを願って奉納したとされ、寺のシンボルとなっている。

 この日は若水滋淳(わかみずじじゅん)(67)、若水厚淳(わかみずこうじゅん)(37)の両副住職と檀家(だんか)の3人が、はたきでほこりを落としてから布で磨き上げ、1年間の汚れを取り除いた。若水淳譲(わかみずじゅんじょう)住職(88)は「今年は特に災害が多く、被災された方に心よりお見舞い申し上げる。来年は天狗様の力を借りながら、みんなで協力して平和な一年にしたい」と話した。

 天狗堂は31日から来年1月15日まで開帳される。