鹿沼市村井町の「きびがら工房」で、来年のえと「子(ね)」のきびがら細工作りがピークを迎えている。
きびがら細工は高さ10センチと6センチの2種類。同工房の3代目増形早苗(ますがたさなえ)さん(42)が「鹿沼箒(ほうき)」作りで端材となったきびがらを使い制作している。
18日も作業を進め、12時間ほど水に浸して軟らかくなったきびがらをはさみや糸で成形し、丁寧に仕上げていった。増形さんは「パーツが小さく細かな作業だが、かわいらしいデザインにできた」と話していた。
年内に約500個作り、同市内の「木のふるさと伝統工芸館」などで販売する。