真っ白な姿が特徴というホッキョクオオカミ(那須どうぶつ王国提供)

ホッキョクオオカミの展示場のイメージ図(那須どうぶつ王国提供)

ホッキョクオオカミの画像を手にする佐藤園長

真っ白な姿が特徴というホッキョクオオカミ(那須どうぶつ王国提供) ホッキョクオオカミの展示場のイメージ図(那須どうぶつ王国提供) ホッキョクオオカミの画像を手にする佐藤園長

 栃木県那須町大島の那須どうぶつ王国(佐藤哲也(さとうてつや)園長)は16日、幻の白いオオカミ「ホッキョクオオカミ」を展示する「オオカミの丘 Wolf hills」を来年3月20日にオープンすると発表した。国内唯一の飼育、展示になるといい、広さ約500平方メートルの敷地に滝や池、擬岩に加え、高さ8メートルにも及ぶヒマラヤスギなどで針葉樹の森を形成。まるで大自然の一部を切り取ったような環境で、躍動するホッキョクオオカミの野生に近い姿を観察できる。

 オオカミの丘は、熱帯、湿地、アジアなど地域をテーマに動物を展示する同園の「環境展示」の一環で、北アメリカ生息の動物を展示する屋内エリア「北アメリカゾーン」展開の第一弾。総工費約7千万円。

 ホッキョクオオカミはグリーンランドやカナダ北部に生息。体長約45~80センチで真っ白い姿が特徴。絶滅危惧種のオオカミの中でも個体数が少なく「生息範囲を考えてもまず一般には見られない」(同園)という。

 ともに1歳の雄、雌1頭ずつ展示し、繁殖も目指す。針葉樹の森となる敷地内には、水深約30センチ、面積約60平方メートルの池や高さ1メートルの滝も設ける。来場者は厚さ12ミリのガラスを2枚重ねた高さ2メートル、幅12メートルの大型ガラス越しに、ホッキョクオオカミが歩き回る姿を屋内から観察できるという。

 佐藤園長は「国内では明治後期に絶滅したオオカミにまつわるストーリーや、遠ぼえする姿、格好良さを見てもらえたら」と話す。同時に、北アメリカに生息するオグロプレーリードッグ、アメリカビーバーやシマスカンクなど約20頭の展示も開始する予定。