水気を切るために吊される湯波=16日午前8時35分、日光市下鉢石町

 おせち料理などに使われる日光名物の「湯波」作りが、日光市内の老舗湯波店で最盛期を迎えている。

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 同市下鉢石(はついし)町の「日光湯波ふじや」では連日、15人の従業員が午前5時半から製造作業に当たる。熱した豆乳からもうもうと湯気が上がる作業場で、斎藤一敬(さいとういっけい)社長(58)は豆乳の表面にできた湯波を金串で手際よくすくい上げていった。

 湯波の多くは贈答用としても人気の「揚巻湯波」として加工し、12月の製造量は1日約5千個分に上る。斎藤社長は「愛情を込めて作る湯波。料理にも愛情を持てば、それが食べる人にも伝わる」と話した。