2020年東京五輪・パラリンピックのメイン会場となる国立競技場(東京都新宿区)の報道関係者向け内覧会が15日に開かれ、完成後初めて、新たな「スポーツの聖地」がお披露目された。
国立競技場は36カ月の工期を終え、11月30日に完成した。地上5階、地下2階建てで延べ床面積は約19万4千平方メートル。東京大会では開閉会式などが行われる。
約6万人収容の観客席は3層構造で、20度、29度、34度と上の階層ほど傾斜がきつくなるすり鉢状。事業主体の日本スポーツ振興センターは「どこからでも見やすく、臨場感が味わえるつくり」などと説明した。夕刻には照明も点灯され、緑のピッチや赤茶色のトラックが照らし出された。