自力で炭焼き窯を建設している田中さん

 【下野】和歌山県で紀州備長炭を焼いていた田中信幸(たなかのぶゆき)さん(43)が、薬師寺の自宅脇に自力で炭焼き窯を造っている。来春の完成を目指し作業が進む。茶道用や飲食店向けの炭を生産する予定で、田中さんは「紀州に負けない炭を焼きたい」と意欲を見せている。

 田中さんは壬生町出身。茨城県で農業機械の販売などをしていたが、37歳の時に退職。果樹栽培がしたいと、ミカンやウメの本場和歌山県田辺市を訪れた。この時に炭焼きに出合ったという。「スケールが大きく産業として根付いていて興味が湧きました。市の職員に『研修施設もあり窯も空いているので、やってみないか』と誘われました」。