栃木市で昨年7月、無職大阿久徳次(おおあくとくじ)さん=当時(82)=が自宅で襲われ死亡し現金が奪われるなどした事件で、強盗致死などの罪に問われた鹿沼市生まれ、住所不定、指定暴力団住吉会系元組員、無職渡辺武久(わたなべたけひさ)被告(37)の裁判員裁判判決公判が6日、宇都宮地裁で開かれた。柴田誠(しばたまこと)裁判長は被告を首謀者と認定し「特に重い責任がある」などとして懲役30年(求刑無期懲役)を言い渡した。

 柴田裁判長は「(被告から強盗の)指示を受けた」とした実行役の証言に、信用性があると判断。また「実行役を深夜に侵入させれば、家人と遭遇して暴力を振るうことは想像し得る」などと強盗の故意についても認めた。