熱した鉄棒を大づちで鍛えた鍛錬式=6日午前、足利市福富新町

 伝統の鍛冶技法を伝える「ふいご祭り」が6日、足利市福富新町の金山神社で行われた。地元の鉄工業関係者や子どもたちなど約100人が見守る中、木製の送風機「ふいご」を使って火を起こし、1千度以上に熱せられた鉄の棒を鍛える様子を披露した。

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 今年で46回目。足利鉄工業協同組合と足利鉄工団地協同組合に加盟する企業から選ばれた5人が、約10キロの大づちで鉄を鍛える「先手(さきて)」や、先手に指示を出す「横座(よこざ)」などの役割を分担し、作業を進めた。会場では、鉄に大づちを打ちつける音が響き渡った。

 鍛えた鉄は「代々続く」の意味を込め、鎖にして奉納し、作業の安全や鉄工業の繁栄を祈念した。鍛冶を体験した同市梁田小4年、小川智大(おがわともひろ)君(10)は「昔の人が苦労して鉄の製品を作っていることがよく分かった」と話した。