大学日本代表候補に選ばれた明大の入江=東京都府中市の明大・島岡寮

 東京六大学野球連盟に所属する明大3年の入江大生(いりえたいせい)投手(21)=日光市出身、作新高出=が学生日本代表候補に選ばれた。来春の選考合宿などに参加し、最終的に24人となる代表入りを目指す。来年のプロ野球ドラフト候補にも挙げられる右腕は「日本代表は大学での目標の一つ。ほかの選手のいいところを吸収して成長したい」と生き残りに意欲を見せている。

 学生日本代表は来年6月にオランダで開かれる国際大会「第30回ハーレム・ベースボールウイーク」に出場する。代表候補には50人が選出され、中大3年の五十幡亮汰(いそばたりょうた)外野手(佐野日大高出)も追加招集された。

 入江は今市小3年で野球を始め、今市中時代は宇都宮スターボーイズ(現県央宇都宮ボーイズ)に所属。一塁手で出場した作新高3年の夏の甲子園では3試合連続本塁打を放つなどし54年ぶりの頂点に立った。「甲子園制覇はいい思い出。小針崇宏(こばりたかひろ)監督からは『習慣と環境が大切』と言われ続け、人としての生き方も学んだ」と振り返る。

 明大では「将来を考えて」投手に専念し、1年春からリーグ戦に登板。3年になり「より責任の重さを感じるようになった」と、筋力強化や新たな球種の習得に積極的に取り組んだことで急成長。直球は最速150キロに到達し、変化球も従来のスライダーとフォークにツーシーム、カーブが加わり3年春に初勝利、秋も1勝を挙げた。

 高校同期でエースの座を争った今井達也(いまいたつや)(西武)は、既にプロ通算12勝をマーク。「自分とは全然違うレベルにいる。目標というか、達成しなくちゃいけない課題」と刺激にしている。

 日の丸のユニホームは高校日本代表で着ている。大学での代表入りにも「自分の実力の証明になる。えりすぐられた選手の中で存在感を見せたい」と意欲は十分だ。

 来季は大学4年間の集大成となる。「リーグ優勝と大学日本一が目標。明大でも日本代表でもチームを勝たせられる投手になりたい。その結果、スカウトの目に留まれば」。プロへの思いを胸の奥に秘め、まずは大学での完全燃焼を誓った。

 いりえ・たいせい 1998年生まれ。日光市出身。中学時代に投手でボーイズリーグの全国大会出場。作新高3年夏の甲子園は一塁手で優勝に貢献、高校日本代表に選ばれU18アジア選手権でも活躍した。東京六大学リーグ通算2勝。187センチ、82キロ。右投げ右打ち。