県教委が4月から県立学校に導入した教員の勤務管理表が時間外勤務時間の分単位を切り捨てる仕組みになっている問題で、切り捨てとなる時間の取り扱いについては、県教委が「現場の裁量」としていたことが5日までに、県教委への取材で分かった。明確な基準がないため、時間外勤務時間の算定が学校によって異なっていた可能性がある。県教委は、学校の問い合わせに対して裁量による運用を求め、仕組みの改善をすることはなかった。

 県教委によると、県立学校に勤務管理表を導入して以降、「1時間未満が記録されていないがどうすればいいか」といった問い合わせが、学校の管理職などから県教委に寄せられていたという。

 県教委は問い合わせがあった場合に「校長らの裁量で臨機応変に運用してほしい」などと助言。具体的には、切り捨てとなる分の単位が1時間に近い場合は、1時間になるようにするなどの対応も勧めていたという。