日光市の観光客数と宿泊客数の推移

 「日光の社寺」が世界遺産に登録されてから4日で20年。インバウンド(訪日外国人客)の拡大を追い風に、日光地域(旧日光市)では観光客数の増加傾向が続いている。2018年の観光客入り込み数は約666万人で、世界遺産に登録された1999年と比べて約16%増えた。一方で都心に近い立地状況などから日帰り客が増え、市全体では宿泊客や滞在日数の拡大が課題となっている。

 市観光課によると、99年の日光地域の観光客入り込み数は約574万人だった。翌2000年は登録で注目が集まったことに加え、日光山輪王寺の国宝大猷院(たいゆういん)の奥の院初公開などもあり、650万人を達成。その後、10年間は600万人台で推移した。

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に見舞われた11年は約489万人まで落ち込んだが、以降は復調。日光東照宮400年式年大祭が行われた15年は登録後最多の約690万人、JRの大型観光企画栃木デスティネーションキャンペーン本番の18年は約666万人となった。