「ミステリーから本を楽しもう!」をテーマに講演する大倉さん

 読書機会の創出を目指す「うちどくフォーラム」が11月30日、栃木県足利市有楽町の市民会館で初開催された。地元の小中学生や保護者ら約150人が参加。トークショーなどを通じて、本や読書習慣の構築法について理解を深めた。

 市小中学校PTA連合会が主催。県PTA連合会「研究PTA」事業の助成金の一部や、企業、個人の協賛金などを利用して実現した。

 フォーラムでは、アニメ「名探偵コナン」の脚本家などを務める大倉崇裕(おおくらたかひろ)さんが「ミステリーから本を楽しもう!」と題して講演した。

 大倉さんは、中学校までほとんど本を読まなかったことや、英国の推理小説家アガサ・クリスティーの本との出合いから、大学時代にさまざまな作家のミステリー小説を1千冊読破した経験談などを披露。重要なポイントとして「読書を子どもに押し付けるのではなく、まず親が読み、手本となること」と指摘するとともに「面白いかどうか分からない本を読むことで、新たな出合いにつながる可能性がある」などと説いた。

 講演後、「読書や本の魅力」「子育て時の読書や本の大切さ」などをテーマにパネルディスカッションも行われた。参加した足利市、看護師五十嵐(いがらし)麻里子(まりこ)さんは「まずは自分で本を読むことを意識し、子どもに本を読む楽しさを伝えていきたい」と話した。