演出の塩田さん(右)の指導で追い込みの稽古に励む出演者ら

 【茂木】町や近隣市町の芝居好きでつくる演劇集団「サジカゲン」が8日、町内の演劇団体「星のひろば」と合同で「あまやどり」を上演する。美しいミュージックビデオ(MV)をモチーフに、オリジナル脚本で若々しいエネルギーを感じさせるテンポのいい会話劇に仕立てた。町内初公演で無料で鑑賞できる。

 脚本と演出などを担当するのは芳賀町西水沼、会社員塩田優子(しおたゆうこ)さん(34)。サジカゲンは高校時代から演劇に関わる塩田さんが立ち上げ、真岡市で昨秋初公演、今作が2作目となる。

 県内外で活動するロックバンドtuco(トゥコ)が一昨年公開したみずみずしい映像美のMV「雨宿り」の中に登場する女の子を主人公に物語を膨らませ、塩田さんがバンドの了解を得て初めて脚本を書いた。

 悩みを抱えた女子中学生が、雨宿りした喫茶店に居合わせた個性豊かな客や店員と触れ合うことで、心の中に変化が起こるストーリー。「中学生ぐらいの子には、つらく悩む時に頑張らず一休みすることで違う世界が見えてくるかもしれないと伝え、大人にはそんな時もあったと懐かしい気持ちになってもらえればいい」と塩田さんは脚本に込めた思いを説明する。

 1日夜の稽古では、主役の女の子「あさひ」を演じる同世代の珠歌(しゅか)さん(14)ら20代までの若い5人が、塩田さんの指導で演技を詰めた。主役は初めてという珠歌さんは「不安はあるが、きっといいものになると思える」と、自信もついてきた。

 町町民センター別館ホールで午後3時開演。予約整理券はあるが当日入場可能。(問)サジカゲン公式ツイッター。