「佐野市復興プロジェクト」のジャンパーやのぼり旗と岡部市長(右)ら=2日午前、佐野市役所

 佐野市は今月から、台風19号で被災した市の復興への機運を高めるプロモーション活動「元気な佐野市へ!佐野市復興プロジェクト」に取り組む。市内外でのイベントで市の特産品や観光地のPRを行い、観光誘客などによる復興の後押しを図る。ボランティア募集のチラシを配り、継続的な支援の手も求めていくという。2日の定例記者会見で、岡部正英(おかべまさひで)市長が明らかにした。

 市都市ブランド推進室によると、名物の佐野ラーメンや黒から揚げの店も台風19号で被災し、一部の飲食店では予約のキャンセルが相次いだ。自粛ムードが続き、市への観光を控える県外在住者も多数いるとみられる。復興には県外からの観光客とボランティアの存在が欠かせず、機運醸成に向けたプロモーション活動に取り組むことを決めた。

 イベント第1弾は東武鉄道の協力を得て、21日に東京・北千住駅コンコースで開催する。特産品の販売や、さのまるによる市のPRのほか、市内で使えるクーポン券を配ることで誘客につなげる。

 市職員らはイベント時に専用のジャンパーを着用する。背中には、市地域おこし協力隊でお笑いタレントのテルさん(49)がデザインした「泥かき」をイメージしたマークと、日の出を意味する「SUNRISE」にちなんだ「SANORISE」の文字をあしらった。市は今後、マーク入りのTシャツなどを販売する予定で、売上金の一部を復興に充てるという。

 岡部市長は「多くの皆さんの目に触れてもらう機会をつくり、復興への機運を高めていきたい」と話した。