有希ちゃんの墓前で手を合わせる大沢ひまわり隊初代隊長の粉川さん(中央)=1日午前、日光市猪倉

有希ちゃんの墓前で手を合わせる大沢小の福田校長(右)=1日午前、日光市猪倉

有希ちゃんの墓前で手を合わせる大沢ひまわり隊初代隊長の粉川さん(中央)=1日午前、日光市猪倉 有希ちゃんの墓前で手を合わせる大沢小の福田校長(右)=1日午前、日光市猪倉

 2005年12月、日光市(旧今市市)大沢小1年の吉田有希(よしだゆき)ちゃん=当時(7)=が殺害された今市事件は1日、発生から14年を迎え、同校関係者らが有希ちゃんの墓前で冥福を祈った。

 1日朝、日光市猪倉の墓前。関係者9人が有希ちゃんの墓に花を手向け、静かに手を合わせた。事件後に発足した自主防犯団体「大沢ひまわり隊」の牧原紀子(まきはらのりこ)隊長(41)は「事件を知らない人もいるので、有希ちゃんのことをしっかり伝えていきたい」と話した。

 同校の登下校の光景は事件後一変し、同隊との集団登校や保護者の送迎が依然として続く。福田倫夫(ふくだともお)校長(60)は見守り活動など地域の協力に感謝し、「子どもに対する地域の思いが強い。学校としても子どもの安心安全を守っていく」と再発防止を誓った。

 初代隊長の粉川昭一(こなかわしょういち)さん(55)は、行方不明だった大阪市の小学6年女児が小山市で保護された事件に触れ、「有希ちゃんもそうだが、事件は想定外のところで起きる。登下校以外も社会全体で子どもを守らなければ」と話した。 

 今市事件を巡っては、無罪を主張する被告の弁護側と検察側が全面対立。一審、二審とも被告の男(37)に無期懲役判決が言い渡され、現在上告中。