生徒らに囲まれて笑顔を浮かべる樋下田監督(右から2人目)=幸福高

 高校野球監督としては県内最高齢となる幸福高の樋下田宏一(ひげたこういち)監督(75)が30日、同校で最後の練習を終え、延べ52年間にわたる指導者人生に区切りを付けた。

 樋下田監督は1967年に理科教諭として岩舟中へ赴任し、野球の指導をスタート。その後、矢板中央高へ移り、2007年から3年連続で秋季県大会準優勝に導いた。11年から指揮を執る幸福高は14年秋、県大会で初の8強入りを果たした。

 この日は自らバットを握ってシートノックを行い、選手を丁寧に指導。練習には今夏引退した3年生6人も参加し、感謝の気持ちを伝えた。

 29日には同校で引退セレモニーが行われ、生徒ら500人が参加した。樋下田監督は「本当に野球に打ち込めた日々だった」と同校での約9年間を振り返り、「今に全力を注いで、悔いのない高校生活を送ってほしい」と述べた。