第一酒造のスパークリング日本酒で乾杯する茂木外相(左)と各国外相=22日夜、名古屋市

 外務省は30日までに、22日夜に名古屋市で開かれた20カ国・地域(G20)外相会合の夕食会で、乾杯酒として第一酒造(栃木県佐野市)のスパークリング日本酒「開華 AWA SAKE」を、白・赤ワインとしてココ・ファーム・ワイナリー(栃木県足利市)の「月を待つ」「陽はまた昇る」を提供したと明らかにした。

 同省によると、夕食会のテーマは「日本の地方の魅力発信」で、会場となった料亭の意見や、食事との相性を考慮して酒を選んだ。両社は茂木敏充(もてぎとしみつ)外相の地元の衆院栃木5区に立地する。こうした食事会で外相の地元ゆかりの品を出すのは、場を盛り上げるためによくあるという。

 両社は台風19号の影響で酒蔵が浸水したり、ブドウ畑の一部が崩落したりする被害があり、今も復旧作業が続く。第一酒造の島田嘉紀(しまだよしのり)社長(54)は「非常にうれしい知らせで再建に向けた励みになる。スパークリング日本酒での乾杯が国内外でもっと浸透すれば」と今回の採用を喜んだ。ココ・ファーム・ワイナリーのワインは過去の国内開催のサミットでも使われている。

 茂木外相は「(外相会合では)日本のさまざまな食材を提供し、特に両社のお酒は高い評価を受けた。今後も栃木県産はもちろん、日本各地の質の高い品を各国の皆さんに楽しんでいただければと思う」とコメントした。