総務省と県選挙管理委員会は29日、2018年分の政治資金収支報告書を公開した。本県関係国会議員10人(元職1人含む)で収入が最多だったのは、自民党で外相の茂木敏充(もてぎとしみつ)衆院議員の1億5502万円。17年に衆院選があったのに対して18年は大型選挙がなく、寄付や政党交付金は軒並み減少し、8人の収入が前年を下回った。

 各議員が代表を務める資金管理団体と、政党支部の二つを合わせて集計した。10人の収入の合計は4億5150万円で、前年に比べて22・7%減だった。

 政府や党の要職を歴任し、「ポスト安倍」の一角に名が挙がる茂木氏は党費・会費と寄付、政治資金パーティーのいずれの収入も本県議員で最多。都内で3回、宇都宮市で1回開いたパーティーには計1882人が出席し8467万円を集めた。個人と企業団体の寄付で5561万円を集めた。

 続いて多いのは、衆院憲法審査会長の佐藤勉(さとうつとむ)衆院議員(自民)。寄付は減ったが、都内で開いたパーティー収入が伸び、全体では微減にとどまった。反対に改選を翌年に控えた高橋克法(たかはしかつのり)参院議員(同)は寄付が増えた一方、前年に3千万円超を集めたパーティー収入がゼロになったことで、全体で約4割減だった。

 船田元(ふなだはじめ)衆院議員(同)は寄付、パーティー収入ともに大幅に下がり、全体では前年から半減。文部科学副大臣の上野通子(うえのみちこ)参院議員(同)は601万円減で約1割減、簗和生(やなかずお)衆院議員(同)は1589万円減で約4割減となった。

 立憲民主党県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員は収入の柱である寄付が大幅に減り、全体で半減。寄付の大半も本人によるものだった。

 福田氏は18年5月、幹事長代理や県連代表を務める旧民進党を離党。立民に入党して支部を届け出た経緯があるため、今回は離党前の旧民進の支部と立民の支部の収入を合算した。

 参院会派「みんなの党」代表で無所属の渡辺喜美(わたなべよしみ)参院議員も寄付が大幅に減って半減となった。

 一方、前年比で大幅増となったのは今年4月に那須塩原市長に転出した、無所属の渡辺美知太郎(わたなべみちたろう)元参院議員。改選を翌年に控える中、都内でパーティーを2回開き資金を集めたほか、所属する自民派閥からの寄付もあった。衆院選比例代表北関東ブロック選出の佐藤明男(さとうあきお)衆院議員(自民)も所属派閥からの寄付や政党交付金による収入が伸びた。