2016年度の栃木県の1人当たり県民所得は331万8千円で、過去最高の全国3位だったことが29日、内閣府が発表した県民経済計算で分かった。今回の計算に伴い、昨年発表した15年度の県民所得は334万9千円と再推計され、全国順位も当時発表した4位から3位に変更。これにより2年連続の全国3位となった。

 1人当たり県民所得は雇用者報酬、財産所得、企業所得の合計を総人口で割って算出する。過去の発表分も最新のデータで再計算するため、変動する場合がある。「経済的な豊かさを示す指標」とされ、本県は09年度以降、10位以内をキープし、少しずつ順位を上げてきた。

 全国1位は東京都(534万8千円)、2位は愛知県(363万3千円)、4位は静岡県(330万円)。北関東では茨城県(311万6千円)が10位にランクインした。

 県内総生産に占める第2次産業と製造業の割合は、それぞれ43・8%(全国3位)と39・7%(同2位)で上位にランク。県統計課は「県民所得が過去最高の順位となったのは、製造業が好調だったことが要因ではないか」と分析している。