出来上がった脚本を持つ渡辺代表

 【茂木】町を拠点に活動するアマチュア演劇団体「もてぎde演劇を創る会」(渡辺力栄(わたなべりきえい)代表)は、益子町在住の絵本作家いわむらかずおさんの作品「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」をミュージカル化、来年秋の上演を目指している。町と隣の市貝、益子の3町を対象に、スタッフとキャストを12月8日まで募っている。

 団体結成7年目の来年は、過去2回上演した「もてぎミュージカル劇場」をさらに質の高いものにしようと、芳賀地域に縁の深い絵本「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」(1985年発刊)を演目に選んだ。三十数年前の真岡線がモデルで、11月23、24日には朗読劇として上演した。

 ミュージカル化は昨年末から準備が進められ、いわむらさんと数回の打ち合わせを重ねて演出の江藤寛(えとうかん)さんが手掛ける脚本が9月に完成。上演の許諾を得ている。劇楽曲も出来上がっているという。

 絵本では登場する動物たちが栃木弁をしゃべるが、脚本では特定の方言に縛られない。絵本では人間は独白の形でほぼ1人が登場するだけだが、人間にすみかを追われる動物たちと人との交流が描かれ、「人も動物の仲間の一員」というメッセージが込められる。渡辺さんは「動物と人間が和気あいあいとしてにぎやかな劇になる」と話す。

 スタッフとキャストは12月8日までを当面の期限に、3町在住者や勤務者、通学生、小中高校生を60~70人募っている。同14日に参加申込者対象の説明会を町民センターで開く。稽古は来年1月から。参加費は1月から公演月まで一般月1千円、小中高校生同500円に設定している。

 益子町での上演が決まっており、渡辺さんは「ぜひ益子町からの参加を」と呼び掛けている。町での上演は検討中という。

 (問)渡辺代表0285・63・0507。