縦横2・8メートルの大作「祈りの千羽鶴」

 平和や鎮魂の願いを込め創作する宇都宮市一番町、パッチワークキルト作家比企洋子(ひきようこ)さん(73)が29日~12月1日、古里沖縄で初の個展「祈りの千羽鶴」を開く。出展の準備中、沖縄の象徴で自らの思い出も残る首里城が焼け落ちた。衝撃を越え再建の希望を訴えるとともに、28日には那覇市に300万円を寄付する。

 比企さんは宇都宮市一番町の比企病院常務理事。20代初め、現在の沖縄県うるま市から上京し結婚後、宇都宮市に移り住んだ。かつて首里城が復元された折、船大工だった父が手掛けた荷船「やんばる船」で、建築用の丸太が運ばれた。こうした記憶は鮮明だ。

 10月、激しい炎に包まれた首里城の映像を目にして「私も琉球人」との思いが込み上げ「何と言えばいいのか分からない。ただショック」と思った。