東武宇都宮百貨店(宇都宮市宮園町、守徹(もりとおる)社長)は開店60周年を記念し、60年前の下野新聞掲載広告で包装した焼酎を本店で限定販売している。開店日の1959年11月28日付。焼酎は鹿児島県最古という焼酎蔵「白金(しらかね)酒造」(姶良(あいら)市)の芋焼酎を使用した。
開店当時の新聞広告には、「新築完成東武デパート」「開店披露記念大売出し」などの文言や店内案内図が記されている。原版を基に複製して包装紙にアレンジした。
焼酎は、明治2(1869)年創業の白金酒造が製造した本にごりを使った。豊かな芋の香りと昔ながらの濃厚な味わいが特徴という。
本店の担当者は「(下野新聞も白金酒造も)お互いに古くから地域に根差しているという共通点がある。これからも地域のお客さまに愛される百貨店であり続けたい」と願いを込めた。
本店地下1階の酒GALLERY(ギャラリー)で販売中。60本限定。1本720ミリリットル、3322円。