J2残留を決めて歓喜する栃木SCの選手たち=24日午後3時59分、千葉市のフクダ電子アリーナ

 サッカーJ2の栃木SCは24日、千葉市のフクダ電子アリーナで今季最終戦を戦い、千葉に1-0で競り勝った。今季最終成績は8勝16分け18敗の勝ち点40。この日敗れた鹿児島と勝ち点で並んだ上に得失点差で上回ったため、順位はJ3降格圏の21位から20位に浮上。土壇場でJ2残留を決めた。

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 栃木SCは前半開始から千葉にボールを支配されながらも粘り強い守備で対抗。0-0で折り返した後半26分、右からの低いクロスをゴール前に走り込んだDF田代雅也(たしろまさや)が頭で押し込んで先制。その後は攻勢を強めた千葉に押し込まれ再三のピンチを招いたが、GK川田修平(かわたしゅうへい)らを中心に体を張ってリードを守り切った。

 前節を終わって勝ち点3差で追っていた19位町田は2-1で山形に勝ち、20位鹿児島は1-2で福岡に敗れた。得失点差は栃木SCがマイナス20、鹿児島はマイナス32だった。

 栃木SCは2008年に日本フットボールリーグ(JFL)2位でJ2昇格を決めたが、15年に最下位(22位)となりJ3に降格。17年に2位でJ2再昇格を決めた。今季は前J3福島監督の田坂和昭(たさかかずあき)氏を新指揮官に招聘(しょうへい)し、パスをつないで得点を狙うスタイルの確立を目指したが、得点力不足を解消できないまま前半戦を20位で折り返した。

 後半戦も調子が上がらずJ3降格圏に沈み続けたが、田坂監督は終盤戦から大幅に先発メンバーを入れ替え、ロングボールを多用した現実的な戦術に回帰。最後の10試合で勝ち点15を積み上げ、最終戦で逆転残留を決めた。