大勢の観光客らが見守る中、重連運転するSL=23日午前、真岡市八木岡

 真岡鉄道のSL「C11形」と「C12形」が連結して運行する最後の重連運転が23日、下館-茂木駅間で行われ、20年間にわたり数々のイベントなどで披露されてきた迫力の雄姿を見届けようと沿線には「撮り鉄」ら多くのファンが駆け付け別れを惜しんだ。

Web写真館に別カットの写真

 人気撮影スポットの寺内-真岡駅間の「第四湯前踏切」(真岡市八木岡)付近には、午前5時ごろから続々とカメラやスマートフォンを手にした人たちが訪れた。風雨の中、午前11時ごろに下館発茂木行き下りのSL2両が背中合わせに連結した真岡鉄道初の「トンボ重連」で客車と共に走行すると、盛んにシャッターを切る音が響いた。

 前夜を同踏切近くで車中泊し当日を迎えた那珂川町大山田上郷、会社員菊池幸夫(きくちゆきお)さん(61)は「30年間にわたりSLを撮影してきた。最後の重連は寂しさが募りますね」と話していた。