20日、記者会見するNATOのストルテンベルグ事務総長=ブリュッセル(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】欧米の軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)は20日、ブリュッセルの本部で外相理事会を開き、宇宙を陸海空とサイバー空間に並ぶ第5の作戦領域とすることで合意した。ストルテンベルグ事務総長が記者会見で明らかにした。中国やロシアが宇宙軍拡を進める中、通信や観測など軍事、民需両面で重要性を増す人工衛星の防衛を強化する。

 ストルテンベルグ氏は、地球を回る約2千の人工衛星の半数はNATO加盟国の所有だと説明。敵の攻撃でこうした衛星が使えなくなる懸念を指摘しつつ「NATOは宇宙に兵器を置く意図はない」とし、今回の決定は防衛目的だと訴えた。