宇都宮市とネクスコ東日本は19日、東北自動車道で進めている「大谷スマートインターチェンジ(IC)」(仮称)の整備事業について、2022年9月の開通を目指すことを明らかにした。来月以降、用地取得作業に着手する方針。開通後の利用数は、上下線合わせて1日当たり約5千台を見込むとしている。

 この日、同市駒生町の「とちぎ健康の森」で開いた地域向けの説明会で公表した。大谷スマートICは、東北自動車道と県道宇都宮今市線(通称・大谷街道)が交差する地点に設置。東北道鹿沼ICと宇都宮ICのほぼ中間地点に当たる。概算事業費は約53億円。

 9月に県の都市計画事業認可を受け、整備事業に本格的に着手できるようになったことから説明会を開いた。市によると来月、事業に必要な土地の範囲を明らかにするためのくいの設置を始めるなど、用地取得作業に入るという。利用数の内訳は、上り線が1日当たり約2900台、下り線は同約2100台を見込んでいる。

 市などは15年度、国から事業に必要な連結許可を取得。当時は20年度中の開通を目指していた。

 同ICの整備は、東北道利用者の市中心市街地や大谷地域へのアクセス時間の短縮につながるため、ビジネスや観光面での利便性向上が期待されている。

 一方、生活環境の悪化などを理由に計画中止を求める住民の声もあり、説明会でも付近の交通量の増加や小学校通学路の安全への懸念を示す意見があった。こうした声について、市は「地域の意見を聞きながら丁寧に事業を進めていきたい」(道路建設課)としている。