過去の学校便りや児童文集を展示し、幅広い年代の卒業生や保護者らが訪れた「学校公開」

 【佐野】本年度末で147年の歴史に幕を閉じる下彦間町の下彦間小で17日、閉校記念行事「学校公開」が行われた。卒業生や保護者、元教職員など計約120人が訪れ、青春時代を過ごした校舎で、在りし日に思いをはせた。

 校内には、過去の学校便りや卒業アルバム、同校の児童文集「山びこ」などを展示。1965年発行の「山びこ」第1号には、当時の児童たちが「将来は先生になりたい」などと夢をつづった作文を収録。既に還暦を迎えた卒業生たちも来場し、文集のページをめくっては、笑みを浮かべたり照れたりしていた。

 子ども3人が同校の卒業生という下彦間町、英会話教室講師斎藤篤子(さいとうあつこ)さん(54)は「子育て当時はPTAなどの活動も大変だったけど、今では笑って振り返れる。学校に来ると昔を思い出して、胸にこみ上げるものもある」と話した。

 同校は1873(明治6)年に親民学舎として開校。現在は全校児童が28人まで減るなど少子化が進み、来年度には「あそ野学園義務教育学校」として近隣の小中学校と統合される。