事故現場に黄色い風車を設置する楠野さん=7日午前、栃木市大平町下皆川

 17日は、交通事故の犠牲者を追悼する国際デー「世界道路交通犠牲者の日」。

2001年に次男の敦司(あつし)さん=当時(22)=を交通事故で亡くした栃木市、楠野祇晴(くすのまさはる)さんは、犠牲者の日のシンボルである「黄色い風車」を10年以上にわたって事故現場に設置している。「この日を広く知ってもらい、悲しみや思いを分かち合える日になってほしい」。楠野さんはそう願いながら、活動を続けている。

 犠牲者の日は05年に国連が定めた国際デーで、毎年11月の第3日曜日。国内では黄色い風車を事故現場に置く取り組みなどが行われている。黄色には注意を促し、風車には交通死者ゼロに向けた風を広めるとの願いが込められている。

 楠野さんは犠牲者の日を06年ごろに知って以降、毎年その日に合わせ、栃木市大平町下皆川の県道交差点に手のひら大の黄色い風車を置く。01年4月、次男の敦司さんはこの交差点をオートバイで直進中、前から右折してきたトラックと衝突し死亡した。