金子堅太郎さん

 「演鑑」の愛称で親しまれる宇都宮演劇鑑賞会の運営を60年間にわたって手掛けた同会事務局長金子堅太郎(かねこけんたろう)さんが13日、肺炎のため壬生町内の病院で死去した。92歳。自宅は宇都宮市。通夜は19日午後5時半から、告別式は20日午前10時から、ともに同市上欠町719の1、宇都宮市悠久の丘で営まれる。

 一流の演劇を地方で恒常的に鑑賞できる土壌づくりに信念を燃やし、本県演劇文化を支えた。

 1958年、同会設立に参画。最盛期の70年代には約2600人の会員が在籍し、60年間の定例観劇会開催は445回に上る。若手会員減少を背景に2018年12月で休会となったが、長女めぐみさんによると、病床でも「芝居をみんなに見せたい」と同会への愛情を抱き続けた。

 1968年には第1回アマチュア劇団合同公演を実現するなど創作活動にも力を注ぎ、県文化協会の2011年度文化選奨に選ばれた。