那須町伊王野の伊王野山村広場に除染土を埋め立てて安全性を確認する環境省の実証試験で、同省は15日夜、同町寺子乙のゆめプラザ・那須で住民説明会を開いた。事業は9月に終了し、大気中の放射能濃度などに試験実施前と変化がなく「周囲環境への影響はなかった」などと説明した。今後は埋め立て場所の原状回復を本年度内に完了させる方針。

 試験事業は2018年9月~今年9月に実施。同広場内に埋設保管していた除染土217立方メートルを掘り起こし、遮水シートなどの上に埋め直して周辺の放射線量などの影響を調査した。

 説明会には同省、町関係者のほか住民ら約40人が参加し、同省の担当者が埋立場所や敷地境界での測定結果について説明した。空間線量率や大気中の放射能濃度で事業実施前後で大きな変化はなく、浸透水中からも放射性セシウムは検出されなかったという。