自転車ロードレースの今季国内最終戦となる国際レース「ツール・ド・おきなわ」は10日、沖縄県名護市の21世紀の森体育館前を発着点とする全長210キロで行われ、宇都宮ブリッツェンの増田成幸(ますだなりゆき)が5時間17分58秒で3年ぶり3度目の優勝を飾った。
県北部を舞台とする国内最長の国際自転車競技連合公認のワンデーレース。ブリッツェンは増田をエースとし、ほか4選手が好アシストでサポートした。序盤は堀孝明(ほりたかあき)がメイン集団のコントロールに加わり、逃げ3人を追走。後半に向けて集団内でアタックが始まると、増田を除くメンバーが他チームの動きをチェックした。
増田は残り20キロ付近で有力選手のアタックに反応。さらに残り15キロ付近の上り坂で強烈なアタックを仕掛けてほかの3人を引き離し、そのまま2位に18秒差をつける独走でゴールした。那須ブラーゼンは終盤の4人の逃げに柴田雅之(しばたまさゆき)が乗ったが増田のアタックに対応できず、チーム最高は中村魁斗(なかむらかいと)の15位だった。