10月に行われたSLの重連運転

 【真岡】真岡鉄道のSLを運行する「真岡線SL運行協議会」は11日までに、「C11形」と「C12形」を2台連結して運行する最後の重連運転を23日に行うことを決めた。2両を所有する芳賀地区広域行政事務組合がC11形を鉄道事業者へ譲渡する方向で協議を進める中、12月上旬から約半年の定期検査に入ることが決定。検査中に譲渡契約が成立する見込みが高いことなどから最後の重連運転を決めた。また同1日がC11形の「ラストラン」となる。

 当日の重連運転は下りが下館駅を午前10時35分に出発し、午後0時6分に茂木駅に到着。上りは茂木駅を同2時26分に出発し、同3時56分に下館駅へ到着する予定。上りは真岡駅よりSL1両でのけん引となる。

 2018年6月から6年に1度の「全般検査」に入っていたC12形の検査が今年9月末に終了し、10月には1年4カ月ぶりにC11形との重連運転が披露され多くの鉄道ファンらが駆け付けた。

 C11形は市が1996年に新潟県水原町(現阿賀野市)から譲り受け、98年からC12形との2両体制で運行している。しかし老朽化に伴う維持や全般検査などに多額の費用がかさむようになり、同事務組合などが2両体制での運行は困難と判断。今年3月、譲渡先を探していたC11形の一般競争入札が行われ、鉄道事業者1社が入札した。

 協議会は「20年の間に数々のイベントで重連運転をしてきたが、今回が最後となる。C11形のラストランとともに、ぜひ多くのファンに見納めしてもらいたい」としている。

 (問)真岡鉄道0285・84・2911、同協議会0285・82・9151。