国学栃木-宇中女女子決勝、第2セット、国学栃木のチュク(右)がスパイクを決める=清原体育館

足大付-作新男子決勝 第2セット、足大付の寺内がスパイクを打ち込む=清原体育館

男子決勝第1セット、足大付の益嶋がバックアタックを決める=清原体育館

女子優勝の国学栃木

男子優勝の足大付

国学栃木-宇中女女子決勝、第2セット、国学栃木のチュク(右)がスパイクを決める=清原体育館 足大付-作新男子決勝 第2セット、足大付の寺内がスパイクを打ち込む=清原体育館 男子決勝第1セット、足大付の益嶋がバックアタックを決める=清原体育館 女子優勝の国学栃木 男子優勝の足大付

 第72回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)県予選最終日は9日、清原体育館で男女の決勝を行った。男子は足大付が3-1で前回王者の作新を破り、2年ぶり39度目の優勝。女子は国学栃木が宇中女を3-1で下し、33年連続34度目の栄冠を手にした。

 18年連続で同一カードとなった男子決勝。足大付は出だしの3連続得点で波に乗ると、益嶋玲矢(ますじまれいや)、柳沢賢(やなぎさわけん)らが次々とスパイクを決め第1、2セットを連取。第3セットは落としたが、第4セットは柳沢、五月女(そうとめ)涼介りょう(すけ)らが要所で決めて粘る作新を振り切った。

 女子決勝で国学栃木は第1セットを奪われたが、第2セットは中峯(なかみね)ビビアンのスパイクから8連続得点し流れを奪還し、チュク・ビヨンセ・サトミらによるコンビバレーも機能。2セットを連取して迎えた第4セットも14-16から7連続得点をマークするなど底力を発揮して勝ちきった。

 優勝した男子の足大付と女子の国学栃木は来年1月5日から、東京都の武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される全国大会に出場する。

■女王の意地、歴史つなぐ 国学栃木

 歴史を途切れさせるわけにはいかなかった。

 33年連続で女王の座を死守した国学栃木。10月は台風19号による休校などで約2週間練習できない状況が続いただけに、2月から指揮を執る曳地俊一(ひきちしゅんいち)監督は「勝ててほっとしている」と安堵(あんど)感をにじませた。

 出だしから動きの硬さが目立ち、サーブレシーブなどでミスを連発。あえなく第1セットを奪われたが、選手にとっては「1セット落としたからこそ課題が見えた」(那須(なす)みかん)と冷静さを取り戻すきっかけになった。

 第2セットはレシーブの安定感を取り戻し、中峯(なかみね)ビビアン、大根田妃菜(おおねだひな)が相手ブロックを破る豪快なスパイクなどで連続8得点。完全に試合の流れを取り戻した。

 第3セットは18-18から連続6得点、第4セットも14-16からセッター佐藤花優(さとうはゆ)、チュク・ビヨンセ・サトミのコンビネーションなどで連続7得点。いずれも楽な試合運びではなかったが、最後は地力の高さを証明した。

 全国の舞台では前々回、前回と初戦敗退。リベロの舩田璃々香(ふなだりりか)主将は「今までの悔しさをぶつけたい」と上位進出への意欲を燃やす。かつて福島県内の高校を三度「春高」へ導いた指揮官とともに、国学栃木が新たな春へと突き進む。