台風19号の被害を受け、県内10市町に開設された災害ボランティアセンターで活動したボランティアが、10月13日~11月7日の26日間で延べ1万6757人(暫定値)だったことが9日までに、県のまとめで分かった。活動件数は計2580件。2015年関東・東北豪雨災害時のボランティア活動人数、1万318人を既に大きく上回っており、県は活動の長期化も見込んでいる。

 センターは被災自治体の社会福祉協議会が設置する。県内では台風19号で被災した栃木市や佐野市など、最大10市町で設置された。7日現在は既に閉所した下野、上三川、壬生を除く7市で活動が続いている。

 天候にも左右されるが、これまで平日はおおむね500人前後、休日は1千人以上が参加。市町別では佐野市で延べ5854人、栃木市で5407人、鹿沼市で2685人が作業した。

 県によると、床上浸水した家屋の泥出しなど、緊急を要する作業は収束に向かいつつあるという。一方で秋山川堤防の決壊があった佐野市などは、今も多くのボランティアを求めている。

 10月末時点で活動人数は1万893人、活動件数は1730件に上った。県県民文化課は「首都圏からのアクセスが良く、参加の呼び掛けもうまくいっているのではないか」と、多くのボランティアが集まった要因を分析する。

 関東・東北豪雨の際は栃木、鹿沼、小山、日光の4市がセンターを開設し、計1368件の活動に当たった。中でも栃木市は、15年9月11日~12月14日の約3カ月間にわたり活動を続けた。県は今回の開設期間を当時と同等以上になると見込んでおり、活動支援の体制強化に努める考えだ。

 台風19号などの災害に伴うボランティア数のまとめ(全国社会福祉協議会調べ、暫定値)によると、県内のボランティア活動人数は10月12日~11月5日、長野県の3万3560人、福島県の1万5757人に次ぐ1万5405人だった。