秋元社長(左)に集めた運動靴を託した生徒たち

 【大田原】大田原中の生徒たちが不要になった運動靴を約150足集め、アフリカの飢餓地域に靴を送る運動を展開している那須塩原市東小屋のパン製造販売「パン・アキモト」に託した。地元の西原小、紫塚小の児童にも呼び掛けて集めた。6日に同校で行われた贈呈式で、生徒代表らは「自分たちができる支援を考えた。ぜひ現地で役立ててほしい」と願いを込めた。

 「パン・アキモト」は、アフリカ南部のエスワティニ(旧スワジランド)の子どもたちを支援する運動「アフリカに靴贈り隊」を昨年始めた。同社のパンの缶詰を贈るために同国を訪れた際、靴を履いていない子どもたちを目の当たりにしたことがきっかけだった。

 大田原中は昨年11月、西原小、紫塚小との3校連携事業の一環で、同社の秋元義彦(あきもとよしひこ)社長(66)の社会貢献に関する講演を聴き、「靴贈り隊」の活動を知った。その後、生徒会を中心に取り組みを検討し、5月の体育祭時に靴の提供を呼び掛けると、予想以上の数が集まったという。

 贈呈式では、生徒会長の3年大金(おおがね)飛翔(つばさ)さん(14)が「私たちの希望のこもった靴です。多くの子どもたちの未来のために生かしてほしいという思いで集めました」と、4人の生徒代表と共に回収ボックスに入った靴を手渡した。秋元社長は「地域の学校が協力してくれたことは大変ありがたい。社会貢献活動の伝統を、ぜひ後輩たちにも引き継いでほしい」と感謝した。